2012年9月27日木曜日

10月例会の開催

鳥取地域史研究会10月例会・・・倉吉巡見です

日時:2012年10月13日午前10時30分~
会場:倉吉博物館
内容:大江磐代君顕彰展の観覧と大江磐代関係の場所を巡見します。
講師:倉吉博物館職員、倉吉図書館職員、鳥取県立博物館職員
集合・解散:現地
※昼食を博物館周辺でとる予定です。


◎前回の例会から(今後の勉強のため、メモ程度に例会内容を紹介しようと思います。不定期)

9月例会は、鳥取県立博物館の石田敏紀さんに「『因幡志』の語る神話ー近世神話の誕生ー」と題してお話しいただきました。内容は、江戸時代後期の鳥取地方の地誌である安部恭庵『因幡志』にみる、「神話」の語られ方についてでした。質疑応答はこんなことがやりとりされました

Q現代の我々は神話というと古事記や日本書紀を想像するが、そうした神話と現地に残る神話に矛盾は生じているのか?
A当初の神話がどれだけ性格に伝えられるかは疑問。1000年立つと別の内容に変化してしまう。例えば、「因幡の白兎」の伝説も、当初古事記では「素兎」だったのが、「色」がついて「白兎」となってしまった。古代の神話が現代に引き継がれることはあまりない。
Q安部恭庵の「神話」解釈の特徴は?
A思想的背景がわからないので何とも言えないが、地域に残る神話はある程度史実に基づいているものと解釈している。
Q安部恭庵は、因幡の白兎を語る上での基本テキストとして「旧事本紀大成経」を使用しているが、本人は同書が偽書であることを知りながら利用していたのか?
A偽書としていったん禁書となったが、近世後期には再度流通していた。おそらく、偽書としての認識はなかった。池田冠山は安部恭庵を年頭に、最近偽書である「大成経」がよく使われることを批判している。
※寝ぼけ眼で書いています。読み直していません。そして、乱文ですみません。。。